MOUNTAIN&HIKE

2007.4.12 丹沢(大倉_塔ノ岳_蓑毛)



尊仏山荘に「お邪魔しま〜す」と入り、ただで休むのもなんなので、300円のサイダーを買ってみる。
そして、山小屋のオヤジさんと少しづつ会話が成立し始める。丹沢を登るいろんなタイプの人達の話。中には、山中湖から塔ノ岳まで1日で走ってしまう方もいるとか。ビックリして、持参した昭文社の山地図を広げていると、「裏にも山中湖がギリギリ載ってるから見てみな」と言われ、なんでそんなに細かい所まで知ってるの?という顔をしてると「だってその地図、俺が作ったんだもん。冊子が入ってるでしょ。一番後ろを見てみな」と言われた瞬間気付きました。そう、冊子のハイキングコースを全て歩き直し、まとめたご本人だったのです。お名前が大野久さん。「ほら、おれヒサシって言うんだ」

いや〜、本当にビックリ。この冊子も全部目を通しているし、これを参考に宮ヶ瀬-高取山にも去年行ったのだし。それを伝えると、「そうかぁ、ありがとね。それでこれからどこ行くの?」。僕はこの時点まで、塔ノ岳から鍋割山に行き、鍋割うどんを食べて下山する予定だったのです。すると「この時期はまだ新芽が芽吹いてないから、あまり魅力はないよ。今の時期に歩くなら、ヤビツ方面だよ。バスがヤビツだと便が悪いから。どうせなら蓑毛まで歩いちゃいな。」と。ハイ!そうします♪即決です(笑)。
そしてこの写真。山小屋に貼ってあった雑誌の記事。さっきすれ違ったあの方です。大野さんにこの方の事も教えてもらったりして、楽しい会話。気付けば、1時間も経ってしまいました。新しいお客さんが入って来たのを潮に小屋を後に。「冬にも来なよ」って声で送り出してくれました。
さあ、予定は変更。三ノ塔、ヤビツ、蓑毛へ出発。
塔ノ岳山頂のシカちゃんに、タカられている登山者。山頂のシカは特別みたい。人間に馴れすぎ。このあとおじさんがストックでシカを小突いても、逃げない図々しさ。僕が思わず「スゴイですね」と笑うと、おじさんももう笑うしかないみたい(笑)。
相変わらず、ガスってて何にも見えない。痩せた尾根もあり、確かにひたすら階段より、楽しいです。
おっ、あずき。それとも甘納豆?
氷に乗せたらウマそうだ。
なんて考えてると、そこらじゅうにあずき(シカの糞)が散乱してる。おい、シカ君。いい加減に気を付け給え(笑)。
こんな所もあったりして。
演出が効いてます。
少し高度が下がったせいか、ガスから抜け出してきたようです。
塔ノ岳からだとほとんどが下りなので、楽チン。
演出効果その3くらいです。
唯一のクサリがこの程度。使えば楽かなって程度。だけど、逆コースの下りる側だと、あって助かるってなるはず。
ん〜、シカ君が2頭。とてもカワイイ。
いつまでも見つめてくれちゃったりして(笑)。
烏尾山荘着。三角屋根が印象的。
ちょうど、真ん中あたりが塔ノ岳山頂なんだけど、なんかガスが取れてるんじゃない?
今ならきっと、ドドーンと視界も効いてたりして。
あ〜、塔ノ岳でもう少し粘れば良かったかなぁと、軽〜くブルー。

しかし少しするとまた雲が増えてきたのでした。
ちょっと烏尾山頂で休憩。
登ってきた大倉尾根(通称バカ尾根)が長い背骨のように見える。だけど、端から見るとあの急な階段があるような勾配には見えないのが、チト悲しい(笑)。
結局、食べたものと言えば、おにぎり4個に、この5個入りあんパンとパックゼリー1つ。
案外食べないで来ちゃったなぁ。
さあ、登りと言えば三ノ塔への登りで本日は終了。
そう思うと、なぜか寂しくもあり。呆気ないようにも思ったりして。
ガイド地図にあるように、やっぱり急な勾配。
登りだからあまり感じないけど、下りだと気を付けないと石も落としちゃいそう。
三ノ塔から塔ノ岳方面。
自分の歩いてきた稜線がずぅーっと続いて見えます。
三ノ塔も広くてのんびりできそう。
ここで武装解除(笑)。
スパッツから靴下まで脱いで、スンゲー気持ち良い♪
景色もいいけど、風が冷たくてしばらくすると冷えてきた。慌てて、カッパも着てお湯沸かしてレモンティを飲む。いやはや、最高です♪
大山。
もうあとは、ヤビツに向けて下りるのみ。
結構さみしい。
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