MOUNTAIN&HIKE

2007.11.14 丹沢(塩水橋_丹沢山_蛭ヶ岳)



さて、丹沢山山頂で富士山を眺めてると袈裟をかぶったお方が登って来ました。
ちょうど、僕が携帯で妻にメールを送ろうと、携帯を天にかざして必死になってた時でした。「メールは送れましたか?」と声を掛けて頂き、「携帯の延長アンテナを付けると大夫いいみたいですよ」とありがたいアドバイス。ありがたやありがたや。と感謝してると、おもむろに富士山へと向かい、たぶん般若心経を唱えられてました。それを一歩下がって、神妙に聞かせて頂いた僕。つい、後ろからパチリとシャッターを押してしまいました。失礼しました。ただ、絵になるんですもの。
この方は、毎日登っておられるとか。「この天気なら蛭までも問題ないですよ」とお言葉を掛けて頂いて、颯爽と塔ノ岳方面へ消えて行ったのでした。
ありがたいお言葉を頂いたモノの、正直言ってこの丹沢山でのんびりして帰ろうかなとも迷い中。蛭まで行って足がグロッキーになったら帰りの時間が心配だなぁ。とかいろいろ心配しながら躊躇タイム!そして決心。行けるとこまで行って帰ってきてもいいんだ・・・と。
なので、道中にこんなセルフ写真を撮って遊びながら歩きます。でもこの道が快適。景色バッチリ、お天気もバッチリで気持ちの良い歩きなので、ついつい脚が止まらず・・・。
あれ、もしかして小屋のあるあの山頂が蛭ヶ岳なのかな?やけに近くに見えるなぁ、と思いながら、歩き続けます。
枯れた木々がオブジェに見えます。
美術館にあるものより、どんなに素晴らしいものかと歩いてこそ思ったり。
峠越しに富士山が見えます。
常に富士山が丸見えで、かなり贅沢な道。
写真も富士だらけ。
鬼ヶ岩に到着。この二つの岩が鬼の角に見えるとか。とにかく北方面の景色が、脚を軽くしてくれます。
で、この鬼ヶ岩の下はこんな感じで、急降下。クサリで慎重に降りて行きます。
さぁ、あとはなだらかな道を蛭ヶ岳に向かって歩くのみ。なんだかんだ心配したわりに、景色に励まされながら歩き続けてしまいました。
10:45
蛭ヶ岳山頂の蛭ヶ岳小屋に到着。
丹沢山塊の最高峰の名に恥じない、圧倒的な開放感と景色。
来てヨカッタ〜。
360°のパノラマ。南アルプスやら遠くに山頂に白い雪を被った山々も見渡せました。
いんや〜、いやはや最高なのです。
ベンチに座ってくつろいでると、優しそうな犬が近寄ってきました。
クビ輪には、「山岳救助犬 蛭ヶ岳山荘」のラベル。
彼はなんとも頼もしげな犬なのです。
11:06
蛭ヶ岳を出発。約20分ほどの休憩。景色は満喫したしそろそろ風が冷たいせいか、カラダも冷えてきちゃったし。
さぁ、行くよ! と歩き始めるとあの犬が見送りに。そんなに見つめないでよ。遭難したらすぐに見つけてね〜。とお別れのご挨拶。
丹沢山へ来た道を戻る。ワンウェイな山歩きが理想だけど、今回は仕方がないと納得しながら歩きます。
空が濃い〜青なのです。
太陽はもうこの傾き。逆光に輝く葉っぱが、冬を感じます。
12:17
丹沢山へ到着。
あいかわらず、アンパンがお供です。
でもね、3つ目くらいから口の中が甘くてツライのです。でも、ポケットに入れてパクパク食べるのに僕にはちょうどヨカッタりします。
ここで、またちょっとのんびりしてお山の余韻に浸ってリラックスタイム。
12:36
丹沢山を後にします。これからは、ただ下るのみ。
これからの一歩は下界へ引き戻されるための一歩。ネガな気分・・・。

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