MOUNTAIN&HIKE

2007.11.14 丹沢(塩水橋_丹沢山_蛭ヶ岳)



丹沢山から下り始めます。
行きにも通ったガレ場とクサリ場の通過。木階段の所が崩壊して丸太が宙に浮いてます。その脇を慎重に下ります。
途中、目に付いたモノを撮影しながら。上を見上げたりキョロキョロ。楽しいもんです。
今度は、倒木が苔に覆われてます。マクロで寄ってみたけど、分かりにくいなぁ。寄りすぎだしね。マクロとローアングルフェチの僕、修行が足りません。ここでも、何枚写真を撮ったことか・・・。あ〜だ、こ〜だ、と(笑)。
さて、丹沢山から堂平方面と天王寺尾根との分岐に到着。昭文社山地図を見る限り、天王寺尾根沿いは踏み跡歩きで途中に「迷:キューハ沢側にテープあるが入らないこと」ってある。下りだと途中から右へと下りるな!ってことだけど、僕に分かるかなぁと、ちょっと心配。でもなぁ、時間は参考タイムより少し早めで時間もまだ早いし・・・。堂平の道は確かに安全確実だけど、せっかくだから天王寺尾根経由か・・・。
・・・と、天王寺尾根方面の道を見ると。陽当たり良好でなんとも、いい感じではないの!ってことで決定です。
踏み跡は枯れ葉で埋まっているものの、多少窪んでるし、所々にピンクのテープがあるから、大丈夫かな。その後も問題ないなぁ。と、ちょうど考えてたら、いきなり尾根道上で少し傾斜が緩んで広い空間に出てしまったから、瞬間に迷った。どうしても、右への下りテープは避けようとしてる自分。
その広い空間はまさに右にテープがある。参ったなぁと、左への道を模索してると、100mほど下った所に立派な角を生やした僕の背丈くらいは角を入れたらありそうな、シカ!ジッと僕を監視してたようで、カメラを取り出そうとしたら、猛ダッシュで駈け去ってしまいました。こっちには、来るなと言われた気がしたので、右のテープの方へ。その後すぐに踏み跡確認し、安心したのでした。
陰影がなんともシック。
途中で、親子3人が登ってくる。塩水橋から登って来たと言うので、すかさず道の確認を。一緒に地図を見ながらお互いに確認し合ったのでした。これで、安心安心。この方達は、帰りに堂平から下るとのこと。堂平と林道の情報を提供して、分かれたのでした。僕の心の中を見透かしたように、現れた3人さん。救われたなぁ(笑)。
右に塔ノ岳から伸びる、長尾尾根との併走です。
高度が下がってブナ林に入ったのか、途端に艶やかになりました。
至る所に、眩しいくらいの紅葉。
見上げてばかりで、しばらくその場から離れられない。この先の道への不安も消えたし、のんびりと紅葉を愛でます。
ここにテント張って、泊まりたい症候群が発症しました。・・・が、いけません。
ココは、特別な場所なのだなぁ。とあらためて思うのでした。
その後は、ひたすら下るのみ。
ひたすら下るのみで、サスガに飽きてきた(笑)。この下りはいつまで続くのか!ってなぐあい。勝手なもんですね。

シカ柵なのか、柵を乗り越えるために木のスロープが付いてます。これをUの字に越えて、また下界へ近づいて行くのです。
林道が覗けるほどまで、下りてくると沢が流れてました。ついつい、沢へ下りていき顔を洗って気持ち良い〜。で、その顔を流れた水が口の中へ・・・。コレは、海水かっ?
って、そんな訳はなく、僕の顔が汗で塩だらけだったのでしょう。水をあらためて飲んで、無事に帰ってきたことを心の中で感謝。
14:15
ココが天王寺峠から下りた、本谷橋。

14:38
林道を23分歩いて、ゲート脇駐車場へ到着。
さぁ、蛭ヶ岳へ登ってきました。この季節の平日に歩けたことが、シアワセだったのだと思います。
登りでは丹沢山山頂まで、誰ともすれ違わず、また前後共に人の気配も感じませんでした。静かに歩くことができて、気持ちよかった。で、丹沢山から蛭ヶ岳への稜線歩きもずっと険しい場所を歩くわけでもなく、数ヶ所要注意程度なので、とても歩きやすく変化もあると言ったところで、いい道だと思います。景色も最高だしね。今度は、西から登ってみたいな。
それと、今回の下りでは1人歩きってのもあって、ペース早過ぎ。おかげで、初めて右膝を少し痛めてしまいました。まさか自分が膝を痛めるなんてことは無いと思ってたので、反省です。この反省を次回に生かせねば。調子に乗って下り早ペースはいけませんよね。

下の写真は、自宅玄関から数歩の景色。富士山と丹沢山塊が天気が良いと遠望出来ます。
さて、今度はいつ、どこを歩くことができるのかな。楽しみ楽しみなのです。
                                            3/3
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