MOUNTAIN&HIKE

1994.9  北_南八ヶ岳【長野】

朝目覚めると辺り一面真っ白け。
なんにも見えないし、雨まで降ってる。
予報じゃ崩れないって事で来たんだけど。小屋の情報でもこれから回復する方向では無いらしい。
そうと決まれば退却しかないでしょ。地図で下山ルートの確認。小屋から5分程度で下山ルートが伸びてる。ちょっと分岐地点が分かりにくそうだと思いながら準備開始。小屋にはまだ準備を始めていない人が多かったけど、思い切って小屋を後にした。阿弥陀岳にも行きたかったけど仕方ないやね。地蔵仏という分岐点を確認して下山。傾斜が地図のとおり割ときついけど、お陰でグングンと高度を下げることができた。下から続々と登山者が上がってくる。こんな天気でも上に行くのね、と思いながらあっという間に行者小屋へ到着。振り返るとついさっきまであそこにいたとは考えられないほどの呆気なさ。あとは美濃戸口までのんびり歩く。昼頃にはこれまた信じられないけど中央本線車中の人。
一人での山行。一人だからこそ、天候の変化に思い切って行動することが出来る面もあると思った。大げさかも知れないけど加藤文太郎を思い出してしまう。やっぱりかなり大げさだ。

まあ僕の場合、軟弱なんで良い景色を見れてナンボだと思っている。僕の山歩きは始まったばかり、これからたっぷりゆっくり楽しもうと思う。
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